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しっちゃかめっちゃか記

日々の呟き、妄想やラクガキをつらつら。

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ラタペリア 序章 ①

ども、つくねです。
人気投票結果がついに出た!!

おめでとうユーリ!!!

あの中に私の一票も入っているのか・・・感慨深い。
リオンを抜かすとは・・・さすがだぜ兄貴!

ってか、ロイドwwwwwwwww

4位だよ、おめでとう。
結果ページの得意げな顔がww
ゼロスはがっかりした顔してたな。
いいじゃん、8位だよ・・・前回もこんな順位だったような・・・。
エミルもスパーダもランクインしてたー!!おめでとー。
コングマンの健闘っぷりにワラタ。


さて、タイトルにあるように、ラタペリア(ラタトスク+ヴェスペリア)始動。
タイトルが安直過ぎるorz

注意!!
・完全捏造
・今回登場するのはラタトスクとテネブラエのみ
が、許せる方のみ、どうぞ。


捏造もここまで来るといっそ清々しいな!!


いずれ細かい設定ものせる予定。
―――――

パキン・・・

乾いた音を立て、ビー玉大の宝石が砕けて風に溶ける。
その様を砕いた姿勢のまま、ただただ見ている少年がいた。
年は15、6ほど。
麦わら色の髪に、真紅に黒を落としたような不思議な色味を持つ瞳が印象的だ。
これが本当に単なる宝石だったら、砕かれることはなかっただろう。
いや、少年以外のものならこんなことはしないだろう。
もっとも、その仮説は少年が見つけてしまった時点で意味のないものになっているが。
ため息を一つついて、刃を鞘に収める。
頬をなでる風が心地良いが、同時にぬぐいようもない違和感も運んできた。
この世界はずいぶんと変わってしまったようだ。
ぐるり・・・と辺りを見回す。
彼は今、小高い丘に立っている。
広大な海を一望できる絶好の場所だが、気分は晴れない。
やはり、「視る」のと「見る」とでは印象が違う。

マナに蓋をするように、膨大な別の何かが世界を覆っていることがはっきりと分かった。

ヒトは、コレを『エアル』と呼んでいるようだ。

「ラタトスク様」

名を呼ばれ、振り返る。
そこには黒い獣のような存在がいた。
精霊ラタトスクに仕える闇のセンチュリオン・テネブラエだ。
「ご無事でしたか」
「当たり前だ。ヒトに遅れを取るほどの力は失われていない」
ほっとしたように寄ってくるテネブラエに、少年――ラタトスクは鼻をならす。
彼の足元には数人の人間が横たわっていた。
風体からして盗賊だろう。
どうやら、ぱっと見少年にしか見えないラタトスクを格好の獲物だと考えたのだろう。
結果は見ての通りだ。
「それに、収穫もあった」
身をかがめ、そこにあるものを拾う。
それは、腕輪だった。
いや――

もう腕輪として使うことでしか意味を成さないもの、とでも言うべきか。

「武醒魔導具、ですか」
「核は砕いた。・・・まぁ、これだけでは足しにもならないがな」
彼らセンチュリオンのコアの輝きを取り戻すには、全然足りない。
もっともっと、たくさんの核をこの世界に還さなければ。
「そっちは、どうだ?」
ひょいっと腕輪を投げ捨て、テネブラエに向き直る。
「・・・闇の始祖の隷長の気配は感じられません。しかし、その聖核が還った気配も感じられません」
歯切れ悪く、センチュリオンは答えた。


世界をマナではなくエアルが覆い始めたとき、センチュリオンたちはその調整役として、始祖の隷長を何体も生み出した。そして、その中からそれぞれが1体ずつを自身の「目」として契約した。
彼ら直轄の部下のようなもので、それを介して世界を視ることが出来る。
その生が全うされた後、心臓である聖核は世界に還り、センチュリオンがまた新たな調整役を生む。
それが、この世界のサイクルだった。

今までは。

「ったく、めんどくさいことになったな」
「どうらや、グラキエスも同じようです」
「・・・・・・」
もう何も言う気になれないのか、ラタトスクは本日二度目のため息を吐いた。
「・・・とりあえず、ヒト側の情報はある程度集まった。次は魔物側だな。今俺たちに一番近い位置にいる始祖の隷長はどいつだ?」
「・・・ルーメンの始祖の隷長、ですね」
辺りへ感覚を飛ばし、一番先に捉えた気配をラタトスクへ伝える。
彼は空を睨むように見上げていた。
テネブラエも同じように見上げるが、雲ひとつない青々とした空が広がるだけで、特に変わったところは感じられない。
しかし、我が主には何かが見えているらしく、自身のコアと同じ色を持った瞳が忌々しそうに細められた。

「胸クソ悪ぃ空だな」

そう吐き捨てると、きびすを返す。
「いくぞ」
「御意」
次の瞬間、


そこに彼らはいなかった。




――――――――――
ラタトスクは星喰みの気配を感じている。
彼らがいるのはユーリたちが海を見たあの場所という設定。
序章も序章なのでフレンたちが出てこないorz
本編が始まる前。人魔戦争が起こる少し前の話。
始祖の隷長は何体かいるけど、センチュリオンたちが契約したのはその中の八体のみ。
さ~て、ルーメンと契約してるエンテレは誰かな。

つくね

2008/12/23


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こげぶた/つくね
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女性
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社会人
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妄想、ゲーム、読書、映画鑑賞
自己紹介:
つねにぐだぐだしてます。あとたまに消えます。自分の妄想をそのまま本や漫画にしてくれる機械が欲しい。

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