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しっちゃかめっちゃか記

日々の呟き、妄想やラクガキをつらつら。

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鐘を鳴らして⑥ 過去編

ども、友人からFF12RW借りてウハウハしているつくねです。
アヴァロンコード出るまでこれやってよー。

レディアントマイソロジーにゼロスが!!
やっほい!
もうパーティはユーリ、スパーダ、ゼロス、ハロルドでよくね?
回復2人いるし、攻撃呪文使えるやつは3人だし。
・・・うん。

私(主人公)いらなくね?

ってか、ユーリ操作して物語進めたい!!

あああ・・・ゲームショー行きたかった・・・。


さて、今回も相も変わらず過去編。
注意!!
・過去完全捏造
・ユーリが失語症
が、許せる方はどうぞ続きから。




―――――

仲間たちの待つ広場へ向かおうとしていたが、ふと、足を止めた。
何やら言い争う声が聞こえたのだ。
なるべく足音を立てないようにして近づいてみると、貴族の子供が3人、視界に入った。
(また、あいつらか・・・)
彼らは何が気に入らないのか、よく下町の子どもにいちゃもんをつけてくる。
貴族街にいればいいのに、わざわざ来るのは優越感に浸るためか。
ご苦労なことだと、息を吐く。
言い争い(というより3人による一方的なののしり)の渦中にいるのはユーリと一緒に遊ぶ仲間のひとりだ。
広場に集合する前に捕まってしまったのだろう。
3人のうち1人の腕が振り上げられる。
殴るつもりだ。
とっさに足元に落ちている小石を拾い上げ、投げつけた。
「ぐあっ!?」
見事に腕にヒットする。
彼が殴られるのは防いだが、3人の関心が一気にこちらに向いてしまった。
「お前かっ!」
「この野郎よくもっ!!」
(カイ! 今のうちに逃げろ!!)
手で合図し、身を翻す。

「ユーリ兄ちゃん!」

自分を呼ぶ声が聞こえたが、振り返る暇なんてなかった。


+ + +


スピードには自信があったが、こっちは1人、あっちは3人。明らかに分が悪い。
草深い町のはずれで、とうとう追い詰められた。
「くそっ! またお前か!」
「へ、観念するんだな」
「口が利けないくせに、生意気なんだよ!」
取り囲んで口々にわめきたてる彼らとは対照的に、ユーリは冷静にその場に立っていた。
既にユーリの目的は果たしたからだ。
あの場所から仲間―カイ―を逃がすこと。広場とは反対の方向へ3人を連れて行くこと。
後は隙を見て自分が逃げるだけだ。
廃材などに身を隠せば、簡単にまくことができるだろう。
何回か殴られることは覚悟しておくか。
基本的に誰でもいいのだ、彼らは。単に憂さ晴らしがしたいだけで。
でも、できれば肌が露出している部分はやめて欲しい。
前にもこんなことがあって、顔や腕に青アザを作って帰ってきたのをフレンに見つかってしまった。
転んだのだと伝えたのだが(我ながら苦しい言い訳だと思う)、彼の顔は晴れなかった。
自分が負ったわけでもないのに、酷く痛そうな、辛そうな顔をしていた。
あの顔は何度も見たいものではない。
心配はかけたくないのだが、ユーリは自分の性格を理解していたため、『なるべく気をつける』としか約束できなかった。
このような状況に陥っている手前、その約束は的確だったといえる。
「おい、お前! 聞いてんのか!」
泣くどころか怯えもしないユーリに腹を立てたのか、どんっと後方へ押された。
これくらいの暴力ならアザを作らないですむのになと思いながら、倒れないように数歩たたらを踏む。

足が、何かにつまずいた。

「っ!?」
バランスを崩し、ズザッという滑る音とともに、ユーリは3人の視界から消えた。
「な、何だ?」
恐る恐る近づくと、小さな古井戸があった。
どうやら草に覆われていたので見えなかったらしい。
井戸は使われなくなって何年もたっているのか、土砂が入り苔も生え、ずいぶん底の浅いものとなっていた。
そこに、ユーリは倒れていた。
肩まである黒髪が顔を覆っているため、表情は見えない。
「お、おい、どうする?」
「ど、どうするったって・・・なぁ・・・?」
「・・・・・・シラケちまった。帰ろうぜ。この高さなら目が覚めりゃ勝手に出てくるだろ」
そうだそうだと言い合って、彼らは足早に古井戸を後にした。

(目が覚めるも何も、気を失ってたわけじゃないんだけどな)

3人の気配が去るのを待って、ユーリは身を起こした。
たいした深さもないのに気を失うことがあったら情けない。
頬についた泥をぬぐい、上を見やる。
ユーリの背より少し高い所に、丸く切り取られた空が見えた。
手を伸ばしてジャンプすれば、容易にふちに手をかけることができそうだ。
思いがけず無傷で帰れることになった。
フレンにあんな顔させなくて済む。
そのことに安堵し、片ひざを立て立ち上がろうと―――

ズキリ

「っ!?」
途端に走る激痛に息を呑み、再びしゃがみこんだ。
痛みの波が引くのを待って、足を見る。
どうやら落ちたときにひねったらしく、片方の足が熱を持ち、赤く腫れていた。
立ち上がることができない。
登れない。

ここから出れない。

ユーリの背に冷たい汗が伝った。




―――――
なんか今後の展開が読める終わり方になってしまったorz
いいの、王道・ベタ展開大好きだから!
ユーリの投石スキルは既に健在!
なんか貴族の子達のほうがガラ悪くなったなぁ・・・。

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HN:
こげぶた/つくね
性別:
女性
職業:
社会人
趣味:
妄想、ゲーム、読書、映画鑑賞
自己紹介:
つねにぐだぐだしてます。あとたまに消えます。自分の妄想をそのまま本や漫画にしてくれる機械が欲しい。

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